カット出来るELシートのカット

ELシートをカットする場合の方法と注意事項。
※カット出来るELシートの場合です。

ELシートをカットして光らせる

ELシートは自由な形にカットして発光させることが出来る素材です。ハサミやカッターナイフで簡単にカットすることが出来ます。上写真右側のように、パンチで穴を開けても光ります。

ELシートの発光に必要な場所>

ELシートは端の黒いラインが配線電極部分になっており、この部分がないとELシートを発光させるための配線が出来ません
カット出来るELシートのA2・A3・Y1各サイズは周囲4辺が配線用電極になっていますので、4辺全てで配線加工を行うことが出来ます。
上図右端のようなELシートでは配線電極が無いため配線加工が出来ず、発光させることが出来ません。必ず、使用するELシート端に電極が有ることを確認してからカットしてください。なお、裏側全体に格子状に入っている細いラインは電極ではありませんので、配線加工には関係ありません。

ELシートをカットする場合のデザイン

ELシートをカットして発光させる場合、発光に必要な電極部分を必ず残す必要がありますので、電極部分を考慮したデザインが必要です。ELシートをカットする際は、電極部分(表側の黒いラインだけなく裏側の薄い色の部分を含めた部分)が発光部分の最大幅分は残るようにしてください。表側の黒いラインの電極部分は発光しませんが、裏側の薄い色の電極部分の表側は発光しますので、電極付近に光らせるデザインが掛かる場合の発光部分の調整はマスキングにて行う方法が適しています。

ELシートをカットする場合の注意点

ELは発光装置インバーターから電気を受け取り発光しますが、発光面積に対して電極配線接続部分が短かったり、電気の通り道が狭いと発光しない場合があります。インバーターからの電流がスムーズにEL全体に流れるようにカットしてください。

・上図1のように発光面積に対して電極配線部分が極端に短いと、ELシートのサイズにより発光しない場合があります。長い電極部分にて配線を行うか、発光の形に合わせて不透明フィルムでマスキングしてください。

・上図2のように電極配線部分を長く取っても途中の電流の通り道が極端に狭いと、ELシートのサイズによりスムーズに電流が行き渡らなくなり発光しない場合があります。発光させる形にある程度カットして、電極付近は不透明フィルムでマスキングして発光の形になるようにします。
・上図3のような場合、発光サイズにもよりますが、細長い形で発光させる場合は両端に電極を取れるようにして、間を配線でつなぐことで発光が出来る場合があります。この方法についてはお問い合わせください。

ELシートの配線

ELシートの配線方法と注意事項について。

簡単に出来るELシートの配線

ELシートの配線加工は「銅箔テープ付コネクターコード」を使用すれば簡単に出来ます。シールを貼る感覚で、2本の銅箔テープをELシート背面の各電極部分内に貼り付けるだけです。電気配線の経験も道具も不要です。
銅箔テープは発光面積に応じた長さを貼り付ける必要があります。発光面積がA2の場合は30cmの銅箔テープ配線、A3は20cm、Y1は10cm、A4は15cm、A5は7cm、A6は5cm、名刺サイズは3cmが最低必要です。
なお、配線加工は必ず、ELシートをインバーターに接続しないで行ってください。
配線終了後に、電極部分全体を絶縁テープでカバーします。さらに、ELシート背面全体に絶縁テープやフィルムを貼ってカバーするか、ラミネート(手貼り)します。ELシート背面は通電しますので必ずカバーが必要です。ELシートの用途や使用場所によってはラミネートにて湿気を防ぐ必要があります。出来るだけラミネート加工を施した状態での使用をお勧めいたします。

インバーターとの接続

インバーターと接続してELシートを発光させます。
接続はELシートのコネクターピンをインバーターのコネクターに差し込むだけです。
接続と取り外しの動画を見る(YouTube)
インバーターを電源につないでスイッチを入れるとELシートが発光します。インバーターの種類にもよりますが、点灯と点滅での発光が出来ます。
組み合わせるインバーターは発光面積により種類が異なります。必ず発光面積に適合したインバーターの使用が必要です。最適な発光になるように調整していますので、適合しないインバーターを使用すると問題が生じます。詳しくは「インバーターの注意事項」をご確認ください。

参考資料について

ELシートのカットと配線につきまして、ご不明な点がある方、説明書をご希望の方は下記メールアドレス宛にご連絡ください。お問い合わせフォームでも承ります。
※なお、説明書ご希望の方は「PDF形式書類」の受け取りが可能なメールアドレスにてお願いいたします。
受付メールアドレス:el-itylab★itylab.jp ※★は@に変換してください。